品川のお化けトンネル

高輪橋架道橋

約40年ぶりの新駅建設でにぎわう品川駅北エリア。

ここに知る人ぞ知るトンネルがあるのをご存知でしょうか??

「品川のお化けトンネル」や「提灯殺し」といった物騒な二つ名を持つこちらのトンネル。

怪しげな名前が付いている理由は写真を見て頂ければ一目瞭然なのですが、まずはトンネルの場所を確認しましょう。

山手線最長区間としても有名な「品川~田町」ですが、地図をみても分かる通り、線路を横切ることが出来るのは2か所しかありません。

1つは北側の慶応大学からレインボーブリッジへと抜ける事の出来る都道409号線。都内を車で移動する際にはかなりお世話になる道ですね。

今回、ご紹介する「お化けトンネル」は南側です。

 

こちらは西から東への一方通行。れっきとした車道ではあるのですが、、、クルマでのアプローチは、、、オススメしません。

徒歩だと都営浅草線の「泉岳寺」駅から2分程なのでこちらが良いですよ!!

提灯殺し

グーグルマップを拡大すると何故か必死に隠れようとするトンネル・・・

これは怪しい!!!

 

高輪橋架道橋

ということでやってまいりました。こちらが噂の「お化けトンネル」。

トンネルに入る前に諸説明を。

そもそも、こちらのトンネルを説明する時にはこの辺りの鉄道の歴史から語らなければいけません。

少し長くなりますよ?

はるか昔、明治の初めまでこのトンネルがある場所は海でした(!)

西側に第一京浜国道通っていますが、ここが海岸線だったわけですね。明治5年に新橋~横浜間に日本初の鉄道が開通した時に海岸を埋め立てて線路を敷いたのです。

わざわざ大変なことをした理由がいくつかありまして、1つは線路用の土地の買収が出来なかったこと、もう1つは当時、品川周辺の土地を兵部省が持っていたのですがその兵部省が鉄道の建設に反対していたことがあげられます。「船を作る場所に線路があると邪魔じゃん!!」という言い分だったみたいですね。

鉄道を通したいのに線路用の土地が無い!という事で、しぶしぶ海を埋め立てて線路を敷いたのが始まりなのです。

築堤(イメージ画像)

そして、やっとこのトンネルが出来た経緯なのですが、

当然、海の中に線路を通したので線路の左右には海と運河という形になりますよね?

せっかくなので線路を一部橋のようにして、下を小さな船が通れるようにします。

そして時代は流れ、どんどん線路も増え、沖の方まで埋め立てが進んで、、、

あとは自然な流れで、「トンネルにして車が走る道路にしよう!」という話が出てくるようになります。

しかし!!

当然明治時代に作った物なので、レインボーブリッジのように海から高い所に線路があるわけでもありません。

となるとトンネルを地下に通す必要があるのですが、あまり深く掘ると海水がにじみ出てきて、水に浸かってしまう。。。。

そんな昔に排水用の性能の良いポンプがあったわけでもなく、そもそもお金もかかる。という事で、ギリギリを攻めた結果、現在の姿に落ち着いたみたいです。

 

 

という事で・・・・

こちらがトンネルの写真です!!

高輪橋架道橋

天井が低いーーーーーーー!!!!!!

驚きの高さ制限1.5m!!もちろん大人は首を傾けていないと天井に頭をぶつけてしまいます!!

 

高輪橋架道橋

そして思ったよりも交通量が多い!

ママチャリやタクシーが猛スピードで走り抜けていきます。

これは怖い!!!!!

 

(提灯)

ちなみに「提灯殺し」と呼ばれているのは、タクシーの屋根についている提灯が引っかかって大破した伝説から。

実際に歩いてみると分かるのですが、決して都市伝説ではなく実際にありそうな低さです。

高輪橋架道橋

新幹線から山手線まで様々な路線の真下を潜り抜けるので、かなり近い所で電車の走行音を聞くことが出来ます。

人によっては恐怖心を覚えるほどの大怨霊!!

ピチャン、ピチャンと天井から垂れてくる水が怪しげな雰囲気を助長しています。

電車の冷房の冷却水という噂なので、事実であれば汚水ではないはず。

高輪橋架道橋

東側まで抜けてきました。

入口はこちらの方が低くなっています。初見だとまさか車道だとは思わないでしょうね。。。

高輪橋架道橋

ぶつかるーーーーっっ!!!

と、ひやひやしてしまいますが、絶妙に皆さんぶつからないものです。

高輪橋架道橋

さて、長々とトンネルの紹介をしてきましたが、

山手線の新駅ができるに当たり、このトンネルも無くなることでしょう。この記事を書いている時にはすでに無くなっているかもしれません。

また、新しくトンネルは造り直されるみたいですが、「お化けトンネル」「提灯殺し」と呼ばれるようなものは出来ないでしょう。

 

【いつまでもいると思うな親と推しとトンネル】

今回の記事はこの言葉を胸に刻みつつ結びとさせて頂きます。

 

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