昨年、休暇を取って岡山県は倉敷まで行って参りました。
東京から高速道路をひた走ること14時間。
日本地図でみると近く見えるのに、実際に走ってみると道のりは長く
あぁ、新幹線にすれば良かったと、ほんの少しだけ後悔もする道中でした。
さて、私が倉敷に到着したのは、西日本豪雨から2週間あまりが経った平日の朝、
大本営が置かれている中国職業能力開発大学校にはすでに数百人の方々が集まっていました。
気温は既に30℃を上回り、このまま行けば日中は35℃を越えそうな雰囲気。
炎天下の中、早朝からボランティアの受け入れ準備をしているスタッフの方々には頭が下がる思いです。
所定の手続き・オリエンテーションを終え、それぞれのエリアへバスで移動します。
1チーム5名、リーダーとタイムキーパー等の役割を予め決めておきます。
私のチームは、埼玉から来ていたお兄さん、大阪のおじさん、地元で浸水の被害に合っていたお兄さん、同じく地元の方で高台に住んでいた為難を逃れたお姉さんの5人でした。
記録的な猛暑のために1日の活動は3時間迄と予め決められています。
かなりの短時間なのでチームワークを発揮し、効率的な作業を進めていきたいところです。
真備エリアの拠点となっているのは市役所の真備支所。
道路沿いには回収待ちの粗大ごみや土嚢が高く積まれています。
町の一面が泥に覆われています。
道路には散水車が水を撒いているのですが、乾いている部分は少しの風でも砂塵が巻き上がり、目や鼻に入ってきます。
1つ路地に入るとまだ撤去があまり進んでいない様子。
まだまだ完全復旧までは長そうです。
このエリアは2階まで浸水してしまったエリアだそう。
カーポートの上にまで堆積している泥が水の深さを物語っています。
今回、お手伝いするお宅では水を吸った畳を外に運び出したり、泥を土嚢に入れて運び出す作業がメインです。
水を吸った畳は大人4人でやっと持てるほどの重さになります。
2階に和室のあるお宅だったので、階段の移動も一苦労です。
あまりの暑さの為、体から水漏れを疑うレベルの汗が。
15~20分に一度以上の休憩を念押しされたのも納得できます。
ボランティアが熱中症で倒れて搬送されるようでは本末転倒ですものね。
家の中にあった物は全てだめになっていました。
写真やお手紙等、思い出の品も泥だらけになっているのを見ると心が痛みます。
あっという間に時間が過ぎて作業終了となりました。
まだ、床板を剥がして床下の泥出しなどが残っていますが、続きは翌日以降のチームに引き継ぎます。
エリアの拠点→大本営へ戻って解散となりました。
思う所は多々ありましたが、一刻でも早く以前の姿に戻れることを願います。
帰りは神戸経由でした。
休憩を多めに取りながら帰りましょう。
東名の足柄SAでラーメンでも食べたいところです。
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